人酔いの症状・対処法はどのようにすればいいのか?

実は意外と多い「人酔い」の悩みを抱えている人。人酔いとは、人混みの中で具合が悪くなったり気分が悪くなったりすることを指します。もし人混みに出たあとなにかしらの違和感が残るなら「人酔い」かもしれません。

「人混みが苦手」という人は多い様子。なぜ苦手なのか、理由は人によって違うと思います。人が多いから好きなように動けない、思い通りに行動したい、などですね。

これらの不快感がストレスを誘発し、人酔いへとつながりやすいとも言われていますが、3D酔いならまだしも人酔いなど本当にあるのだろうか、と思うかもしれません。

人酔いの原理

人酔いにはきちんとした原理が存在するのです。人酔いの原理は大きく分けてふたつほど考えられます。まずは「血管迷走神経反射」を引き起こすため。次は「目を回している状態」になるため。

血管迷走神経反射は人混みに対し、過剰なストレスを感じると起こります。最悪の場合は脳まで血が行き届かず倒れてしまうこともあるのだとか。目を回している状態はそのままの意味ですね。

人混みに慣れていないと人という人を視線で追うため体が耐えられなくなるのです。あっちこっちを見ていれば確かに目を回しますよね。

人酔いの症状とは

頭痛

まず、定番とも言えるのが「頭痛」です。外出すると頭が痛くなるのはさほど珍しいことではないと思います。頭が痛くなるようなら「どこへ行くと頭が痛くなるのか」を検証してみて下さい。

思い返してみると、人の多いところへ行った時ではないでしょうか?もしそれが原因だとすれば、人酔いの可能性が高いでしょう。

吐き気

実際に吐いたりしなくても、胃がムカムカと気持ち悪くなればそれは立派な吐き気です。気持ち悪い、ぐるぐるする、胃がムカムカする、という場合は要注意。

急にこのような症状が出る方もいれば、徐々にゆっくり出る方もいるようで、人によって出るまでの時間など差があります。

めまい

クラクラして立っていられなくなったり立っているのがつらくなったりするのがめまい。吐き気と同時に発生することもあるので気をつけなければなりません。

なお人酔いで発生する症状は人によって違います。すべての症状が起こる人もいれば、どれかひとつだけ、という人もいるでしょう。「ひとつしか当てはまらないから大丈夫」と油断したりせず具合や気分が悪くなったらなるべく早く休んで下さい。

人酔いだからといって侮っていてはいけません。最悪の場合、気を失って倒れてしまうこともあるのです。もし人混みが苦手だと自覚していて、さらに人混みで具合が悪くなったのなら、なるべく早く休息をとって気分を落ち着かせてあげるとよいでしょう。

人酔いの対処法

では人酔いの対処法として具体的になにをすればよいのかと言いますと、理想的なのは人の少ないところに行く、というのが対処法となります。街中といっても、どこかしら人の少ない場所があるはずです。

例えばコンビニ。コンビニが混雑していることはあまりありません。ただしコンビニの立地条件によっては人でごった返している場合もあるため、その時は目的地を変えましょう。

狭いところが大丈夫なのであればトイレでも問題ありません。ただトイレですと「落ち着ける」雰囲気ではないですね。人が多い場に出る時はあらかじめ人の少なそうな店などを見つけておくと安心でしょう。

それから深呼吸。深呼吸は有効な手段です。血管迷走神経反射は強いストレスで発生し、目を回している状態はいわゆる「パニック」を起こしているのと似ています。

気持ちを落ち着かせるだけでも随分と違ってくるのです。座ったりするのもおすすめで、自分自身気持ちをリラックスできるような行動をするというのが対処法です。

また通勤などで電車を利用している方も多いでしょう。電車の人混みが苦手という方は、人が少ない時間に乗車する、また電車通勤を止めて車通勤や徒歩などにする、という方法もあります。

error: Content is protected !!